C言語の誕生
- 1946年 ENIACが発表され、世界発のコンピュータとして認知される。
- 1950年 OCの概念が登場。各社で開発、技術確立が進む。
- 1960年 AT&Tのベル研究所がMulticsを開発。
その後、UNIXが開発され世界のさまざまなOSに影響を与えた。
UNIXを動かすプログラムはassembler(※1)を使う必要があった。
アセン ブリ言語は単純な命令しかできないため、単純な命令でも数十行から数千行
必要の命令を複雑に組み合わせて記述しなければいかなかった。 - 1969年 ベル研究所のDnnis RitchieとKen Thompsonは少ない行数で複雑なプログラムを
記述できるプログラミング言語「B言語」を開発。 - 1973年 Dnnis Ritchieがさらに改良した「C言語」を開発。
※1 アセンブリ言語をCPUが理解できる機械語の形に変換するプログラム
C言語のバイブル出版
- 1978年 ベル研究所のDnnis RitchieとBrian KernighanはC言語に関する文法や解説の書籍
The C Programming Languageを出版。
筆者の頭文字をとって「K&R」の愛称し親しまれている。
K&Rに記された言語仕様がC言語の標準仕様書としてコンパイラの統一に貢献。
C言語の規格基準
K&Rにより規定されている言語仕様は曖昧で紛らわしい部分や不完全な部分があり、コンパイラによって使える構文が異なる互換性の問題があった。
- 1989年 米国国家規格協会によって米国内の標準規格「ANSI C」が定められた。
策定年号をとって「C89」とも呼ばれている。 - 1990年 国際標準化機構によって国際標準規格「C90」が制定。
C89とC90内容は同じもの。 - 1995年 訂正、標準ライブラリでのマルチバイト文字およびワイド文字対応の改善変更「C95」
- 1999年 改定「C99」
- 2011年 改定「C11」
- 2017年 マイナーアップデート「C17」
- 2022年 次期仕様である「C2X」が検討中
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